当ホームページを始めてご覧になる方は
何かしら検索をしてこのページにたどり着くと思うのですが
その検索ワードで非常に多いのが
『カット すきすぎ』
『カット 傷む』
『梳く バサバサ』
など、カットをしたらバサバサなった・傷んだという
お悩みの方が非常に多いと思います。
以前のブログにも書いたような気がしますが
髪はなるべく断面積が小さい状態で
スパッと切るのが一番傷みません。
スライドカットだ、エフェクトナンチャラだってのは
結構傷みます。
それよりもたぶん皆様が
傷んだと感じるのは
【梳きすぎ】によるような気がします。
毛量が多ければ梳くのですが
センスのない梳き方をすると…
↑
こういったことになります。
毛量が多い人によく見られるのですが
これがまとまらない、パサつく、
傷む(実際は傷んでなくても傷んで見える)
原因であったりするわけです。
これを直すことは非常に難しいです。
切ってしまったものを伸ばす事はできないのですから。
なので根元付近の重いところを
スカスカにならない程度に
梳いてある線がつかないようにしていくしかないのです。
ハチが膨らむ、クセがあってボリュームが気になる人の
90%はこういったカットになってますね。
長ければ長い人ほどばっさりいけないことが多いので
直すのに時間がかかります。
どのようにすれば梳いてもパサパサにならないのか、
傷んだように見えないのかというと
↓このようになればいいわけです。
左側がパサパサカット、右がまとまるカットです。
先ほどの写真、見事に左の図のようになってますね。
量が多い人はたくさん梳かれることによって
せっかく作ったベースの形がなくなってしまってる人が
多いです。
そうすると軽くなりすぎた毛先はまとまりなく
縦横無尽に動きます。
パーマなどかけようものならただのバサバサです。
絶対まとまりません。
いかに毛先を薄くせずに
根元のぼてっとした部分を取り除くか。
これが腕の見せ所ですね。
根元から毛先までグラデーションのように少しづつ薄くする。
これが私の毛量調節における美学なんです。
これね、結構難しいですよ。
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