先日お客様に
『乾いたまま切るんですねー』
と言われたのですが、スタイルや髪質によって変えています。
ある程度長さを切ってスタイルを変えるときは濡らして、
量の調節がメインの時は乾いたまま、
クセ毛のカットの時はハーフウェット
つまりびしょびしょにせず少し湿らした状態でカットします。
クセの出やすい毛は、乾いた状態で切ると
洗って再度乾かしたときうまく収まらないことがあります。
かといって完全に濡らして切るとクセが伸びてしまい
これまたクセが読めない。
なので少しだけ濡らしてクセが一番出る状態で
収まるところを計算しながらカットします。
また、濡れている状態でスキバサミで切ると
パサパサになりやすいので、乾いた状態で仕上がりの重さを
しっかり見ながら量を調節します。
調節の仕方もスキバサミですくだけではなく
3種類の切り方の中から、髪質に合ったものをチョイスします。
なんとなく切っているようで
実は結構考えて最適なハサミ、カット法をチョイスしています。
濡らして切るときには水ではなく
電子トリートメント『M3.5』で濡らします。
そうすると、水だけでカットした時よりも
髪がしっとりします。
少しでもカットによるダメージを減らし
まとまりをよくするため
日々研鑽しております。