さて、今年はお客様のビフォーアフター写真を
ちょこちょこ載せていきたいと思います。
本日は縮毛矯正。
10か月ぶりの縮毛矯正です。
まずはビフォー
しっかりとクセが出ています。
毛先までクセが出ているように見えますが、
根元がうねっているので毛先までクセがあるように見えるだけで
毛先はちゃんとかかっている部分が残っています。
クセの部分が髪の毛の半分を超えると
毛先の方が暴れだしますので
そのあたりがかけ時です。
根元をメインに毛先は修正程度の縮毛矯正をかけます。
アフター
クセを伸ばすと毛先が不揃いになりますので
整える程度のカットをしました。
矯正をかけながらお客様としたお話。
知り合いの方で、矯正をかけたら
かけたところと、伸びてきたところの境目が
カクっと折れ目がついていた方がいたそうです。
そこで私は、
50~60代の方じゃないですか?
白髪染めしている方ではないですか?
と尋ねました。
ビンゴでした。
年齢とともに髪が細くなってきてしまっている方、
頻繁に白髪染めしている方に
起こりやすい失敗です。
若い頃より格段に髪が弱くなっているので、
かなり弱めの薬剤を使わなくてはいけないのですが
クセはしっかり伸ばしたい。
なかなか薬剤選定が難しいです。
ここで、縮毛矯正が上手な美容室を見極める方法を教えます。
絶対ではないので参考程度に。
初めての美容院の予約時に
『酸性の薬で縮毛矯正かけられますか?』
こう聞いてください。
御幣を招かないように言っておきますが
酸性の薬が絶対にいいわけでも、
酸性だから傷まないわけでもありません。
通常の美容院で使っている縮毛矯正の薬はアルカリ性。
その中で、ソフト・ノーマル・ハードと別れている程度です。
細くなって弱くなった髪はアルカリに非常に弱いのです…
『酸性はないですが弱い薬でやります』
というところは要注意ですね。
酸性矯正にも・アルカリ矯正にも
いいところと悪いところがあります。
髪質に合わせ、アルカリと酸性を使い分け
時には混ぜて中性にして
極力髪に負担をかけない薬剤を調合しないと
先の、カクっと折れた矯正になってしまします。
ひどいときにはチリチリの焼け焦げたような毛先に
なってしまうことも…
薬剤のパワーと、アイロンの熱の入れ方が
ピタッとはまるとビフォーアフターの写真のような
自然な矯正をかけることができます。
根元をあまりペタッとしたくない、
前髪は少しカールしてほしい
などというご相談も縮毛矯正のお客様には多いですが
これも薬剤選定とアイロンの入れ方で決まります。
なので、前髪だけ塗り分けて
20%程減力したものでかけたり、
仕上がったときに自然な内巻きになるように
アイロンを入れたりすることで解決できます。
今の縮毛矯正に満足いってないようであれば
ぜひご相談ください。